11月25日は憂国忌
NHKで45年前の「割腹自殺」のニュースを観ることができます。 http://cgi2.nhk.or.jp/postwar/news/movie.cgi?das_id=D0012301114_00000
11月25日は三島由紀夫先生の命日「憂国忌」です。
三島由紀夫先生は大正14年1月14日に生まれ、作家として一世を風靡し、昭和45年11月25日に自衛隊市谷駐屯地で自衛隊に決起を求め、割腹自殺をして45歳で亡くなりました。
●このまま行ったら日本はなくなってしまう
産経新聞に掲載された有名なコラムの結論を引用します。
【私の中の25年】三島由紀夫 果たし得ていない約束 恐るべき戦後民主主義
「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。」
(出所:「昭和四十五年七月七日付産経新聞夕刊」)
市ヶ谷駐屯地での最期の檄文の結論を引用します。
激 楯の会 隊長 三島由紀夫
「日本を日本の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何の軍隊だ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。それは自由でも民主主義でもない。日本だ。われわれの愛する歴史と伝統の国、日本だ。これを骨抜きにしてしまつた憲法に体をぶつけて死ぬ奴はゐないのか。もしゐれば、今からでも共に起ち、共に死なう。われわれは至純の魂を持つ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇へることを熱望するあまり、この挙に出たのである。」
(出所:『三島由紀夫全集34』新潮社・昭和51年2月)
上記の全文は以下で転載しています。 http://ameblo.jp/akaike-masaaki/archive1-201501.html
●我が国を護るために
それから45年が経ちます。三島由紀夫先生の訴えは今も続いています。
現在憲法学者の6割は自衛隊を違憲と考え、8割は憲法9条改正の必要性はないと回答しています。
【安保報道】朝日新聞 憲法学者アンケートの結果の一部を紙面に載せず
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yanaihitofumi/20150722-00047752/
自衛隊を憲法に明記する最低限の憲法改正を実現したいと、憂国忌の今日、改めて思っています。
●参考資料
最近産経新聞が、関係者の証言を基に「三島由紀夫事件」を特集しています。
http://www.sankei.com/life/topics/life-30971-t1.html
詳細な年譜は、山梨県山中湖村の三島由紀夫文学館のHPで読むことができます。
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