12月25日は大正天皇例祭日


大正天皇御製 

年どしに わが日の本の さかゆくも いそしむ民の あればなりけり (大正5年歌会始) 


 12月25日は、先々帝の大正天皇が崩御された日です。

 毎年皇居内の皇霊殿において、大正天皇例祭が斎行されています。   

 http://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/saishi/saishi01.html 


 また、八王子にある多摩陵(たまのみささぎ)でも、勅使が参向されています。 

 http://www.kunaicho.go.jp/ryobo/guide/123/index.html  


 さらに、各地の神社においても、例祭が執り行われ、御陵を遥拝しています。 

 靖國神社 http://www.yasukuni.or.jp/schedule/ 

 宮崎神宮 http://miyazakijingu.jp/modules/about/index.php?content_id=3 


 ●大正天皇の生涯  

 明治12(1879)年8月31日に、明治天皇の第三皇子として、東京にお生まれになりました。母は女官の柳原愛子(なるこ)。明治天皇の崩御により即位し、大正と改元し、第123代天皇に即位。第一次世界大戦やロシア革命があり、国際情勢が激動し国際協調お気運が高まる中、国内では護憲運動、天皇機関説論争、関東大震災などが発生しました。幼少から健康がすぐれず、大正10年11月皇太子裕仁(ひろひと)(のちの昭和天皇)を摂政としています。皇室として初めて一夫一妻制を確立しました。


 大正15(1926)年12月25日崩御。48歳でした。墓所は多摩陵(みささぎ)(東京都八王子市)。幼称は明(はるの)宮。諱(いみな)は嘉仁(よしひと)。

 (出典)講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plus 


 ●大正デモクラシー、普通選挙

  平成28年7月の参院選から18歳19歳に選挙権が付与されることになりました。わが国では、納税要件をはずして誰でも選挙権を得る「普通選挙」が実現したのは、大正時代でした。国際協調の中資本主義が発達し、大正デモクラシーと呼ばれ、閥族打破・立憲政治を求める護憲運動(憲政擁護運動)が、普選運動(普通選挙実現)と連動し、長年の国民運動の成果として大正15(1926)年に25歳以上の男性すべてに選挙権が付与されました。女性の選挙権付与の運動も活発に行われましたが、その実現は戦後を待たねばなりませんでした。


  選挙権はただ与えられたものではなく、長年の普通選挙を実現しようとした先人たちの努力の成果であり、その歴史を、大正天皇祭の今日、改めて振り返りたいと思います。 

参議院議員 赤池まさあき 日めくり

「活力ある日本へ!国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(全国比例区)です。歴史や政治に学ぶため、記念日等をまとめてみました。